学習の目標・ねらい

「ふせん」を貼ったり線で結んだりして、絵と文を照らし合わせることで、筆者が何に着目しているか整理することができるようにする。

本時の概要

  • 学習課題 筆者はどのように絵を「読んで」いるだろうか。
  • 筆者が絵のどこに着目しているかを考え、絵と文をつなぐ。絵に描かれている様子を説明している文をそれぞれが「ふせん」に書き、絵の上に貼り付けることで、絵と文をつなげられるようにする。(個別学習モード)
  • グループで話し合い、整理する。「ふせん」を並べたり重ね合わせたりした後に、線で結ぶなどして、グループの意見を整理できるようにする。(協働学習モード)
  • 書き出したところを紹介し合い、筆者の説明の仕方について共有する。

活用のポイント

普段から、個人→グループ→全体といったある程度の学習形態の型は決めていて、それまでノートやワークシート、ホワイトボート等を使って話し合っていたところを、一人一台のタブレットPCとコラボノートEXを活用した。個人の意見は「ふせん」に書いた。どの色を使うか決めているので、グループ内で誰の意見か分かるようにした。ふせんを並べたり重ね合わせたり、線で結ぶなどしたりして、グループの意見を整理できるようにした。

学習の様子

・まずは自分の考えを「個別学習モード」を使用して書き込み。
・書く順番を待たなくても同時に作業できるのがコラボノートのメリット。

・グループでの話し合いは「協働学習モード」を使用。
・ふせんの置き方、線の入れ方をいろいろ試すことができる。
・間違ってもすぐにやり直すことができる。
・自分たちの思考を整理できる。

・同じ画面を一人一人が見ることができるので、少し離れていても話ができる。
・感染症対策にも繋がる。

子どもたちの変容・反応

  • 一人一台タブレットPCを持ち、個別学習モードで自分の意見を書く時間を確保することで、普段あまり発表のない児童も自分の意見を述べることができました。
  • 「話し合いながら、うまく絵と文章とを結びつけることができた」といった感想がありました。ふせんの重ね方や線の結び方を工夫し、課題解決に向けて意見を集約する力が高まってきたと感じました。
  • クラウド上で共有できるので、成果物を整理、掲示したり、発表の順番を待ったりする時間が短くなり効率化できました。

この実践の指導案について

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